entee memo
課題が見出される庭園 - Annex:祖型と反復、宗教と象徴、神話と図像
――「あらゆる手立てを尽くして正否を明らかにしなければならないほどに
例外的に重要な論件」としてのエゾテリスム釈義

2009-02-07

朗読会の告知

Orpheus Leaflet
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久しぶりにこういう朗読の発表会をする。今月の28日。今回は久しぶりにリーフ制作も手掛ける。
18:00:17 - entee - TrackBacks

2005-08-14

朗読楽劇「解読」のリハ

日曜日、1時間ほぼぶっ続けで8/27の朗読パフォーマンスのリハをした。今回相方になるピアニストの河合さんの希望もあって、この日のアレンジしたのだった。本番と同じグッドマンにて。最初自分は「リハ」をすることに関してやや否定的だったんだけど、いろいろな意味でやってよかったね。まず、自分の話をすれば、あのテンションで読み続けることが「どれくらい大変なのか」が、よおーく分かった。あと、やってみて判明したのだが、テキストの「尺」が、全部読み終えても余裕がある感じだったこと。昨日のリハではオーボエによる即興をほとんどしなかったこともあったと思うが、十分に時間を掛けてひとつのテキストが読めるということが分かった。今回楽器はあくまでも副次的なものだから。慌てて読む必要がないことが分かっただけでもよかった。「解読」以外の作品も多分やることになるだろう。

読み方だが、テンションが上がり切ってしまうと、それはそれで単調になってしまうということだ。テンションを維持しながら表現を付けることがおそらく一番の難題になるだろう。高いテンションの中での細かい抑揚が難しい。音が「大きいか小さいか」というダイナミック・レンジの面だけ言えば囁き声から叫び声までかなり多様な表現が可能のように思える。マイクの助けもあるので楽器がある程度鳴っていてもそうした方法ができそうだ。しかし、声の音程の「高いか低いか」というフリークエンシー・レンジの面では、私の声は相当に狭いのである。テンションが上がると、いきおい同じピッチに留まってしまってそれ以上上がらない。しかもそれが結構低目の音域でそうなるから困るのだ。そしてテンションを維持しながらの声の音程の上げ下げが難しいのだ。おそらくちょっとやそっとの回数をこなしたくらいでは、そう思うようには行くまい。

テンションが上がり切ったところでそれが長く続くと、おそらく聴く方もすぐに「腹が満杯」になって集中も持続できなくなり、結果としてテキストを追うのを諦めるかもしれない。聴く人の関心をテキストに向け続けるための「語りの技術」の探求が必要になりそうだ。

河合さんのピアノは私が期待通りに(っていうか、期待以上だったと言うことなんだけど)自分の朗読と、合う。本番が実に非常に楽しみだ。リハ後に“ロイヤルホスト”で行った意見交換も、今後の考察の端緒となるものだった。河合さんは実に良く考えて今回の「朗読楽劇」に取り組んでくださっているのが感じられて嬉しかった。

これはかなりしんどい2週間になるぞ。
(とか何とか言ってますが、鬼神ライブの方が先にくるんだよなぁ。まずはそちらへフォーカスしなければ...)

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23:39:00 - entee - TrackBacks

2005-07-24

「もんじゅ」も揺れた土曜のライヴ[下]

肝心の<もんじゅ連>のライブは、と言うと徒歩や自転車でグッドマンに来られる人しかお客さんはいなかった。それでも来て頂けたのは全くラッキーである。中には電車とタクシーを乗り継いで聴きにきてくれた殊勝な方までいるのだ。まったく「多謝」としか言いようがない。

今回のライヴは前半の30分はどうも調子に乗れない自分との葛藤があり、焦燥のうちに終えるが、後半で楽しい集中が巡ってきた。他の相方2人がどう思ったかは分からぬ。だが、<もんじゅ連>らしい音が、出てきたと思う。

初めて聴きにきたというある若い男性から、翌日手書きのメッセージを受け取った。ネットもメールもやらないという方である。そのメッセージを読んだら、「音楽をやっていてよかった」と熱い思いが久しぶりに吹き零れた。すぐに本人にその文章の公開が可能かどうか訊いたら、寛大に(そして恥ずかしそうに)「もう渡したものだからそれをどうしようと自由です」と言って下さった。

彼が(そしてそこにいた誰もが)土曜日に聴いた音は、もはや再現不可能である。録音からその雰囲気のごく一部を伺い知ることはできるかもしれないが、生で展開された音そのものを再現することはできない。しかし、それが確かに何らかの体験をもたらし、その人が何かを視たのだということは、その文章から切々と伝わってきた。音楽そのものは言葉に変換できないが、音楽を通じての彼の体験の一部は言語化された。

私は下手な評論や感想文、そして差し障りのない社交辞令の褒め言葉よりも、こうした聴取者の飾りのない内的体験を綴った言葉に真実を信じる。そしてありがたいと思う。その文章から、かならずしも無邪気に喜んでいて良いことだけが諒解できる訳でもない。いろいろなことを学ぶことができる。このように、音楽から言葉へ、そして言葉を経由したエネルギー(炎)の伝達、そしてその「法外な返礼」へのこちらからの感謝と感動があって、それを糧にまた次のライヴへの新たな取り組みに戻ることができる。

こうした永久機関的な、「我々に続ける意思さえあれば、決して減じることのない相互的なエネルギー交換」が、聴取者の方々、そして共演者の仲間とできるならば、他に何を望もうか! これが一度、私がまともに主張して人々から失笑を買った「ギブアンドテイク」の思想の核なのだ。でも与える時は、もちろん何の見返りも期待しないで行なわれるのが前提のエネルギーの交換なのだけど...。

下にそれを転載する。
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08:49:00 - entee - TrackBacks

「もんじゅ」も揺れた土曜のライヴ[上]

早めに家を出ようとして靴を履き、外の廊下に出てよいしょと重い荷物をふたつ背負ってドアを閉めようとしたら。ボクを玄関まで見送ろうとしていた連れ合いが、廊下で「いやあ、地震っ」と叫んだ。立っている上にちょうど重い荷物を持ち上げるというアクションをとっていたので、揺れが来たことは、全然分からなかった。「何を騒いでいるんだろう」と不思議そうな気持ちで、廊下に立っている彼女の方を玄関の一歩外から観たら、床と壁と天井が作る「長方形」であるはずの廊下が、左右に揺れて菱形に歪んでいるような「眼の錯覚」を覚えた。「え〜、なにこれ?」と驚いて振り返って外を見ると、地面が、差別なしに全ての人工構築物を等しく「揺さぶっている」のが見えた。自分も揺さぶられているのであるが、思わず頭を少し低くして手摺にしがみつくと、玄関外のマンションの廊下の床と天井がびょんびょんバネのように狭まったり開いたりしているのが見えた。鉄筋コンクリートといっても、なんかこんにゃくのように柔らかそうに見えるのだ。

それから、ようやく「これはちょっと大きい」という実感が来たので、連れ合いの方にまた目を向けると、思わず大きな声で、「靴履け!靴!」と叫んでいた。逃げるとしたら素足では逃げられないからだし、彼女も玄関にいたからとりあえず靴を履くのが、どこかに行くにしても行かぬにしても、避難の第一歩だと思った訳である。

次の揺り返しがくるまでにマンションの外に出て地上に降り、駐車場のようなスペースのところまできて揺れが収まるのを待った。しばらくするとまたゆれが来ているのが電線や止められているバイクを見て分かった。おそらく揺り返しだろう。外にいたので、あまり恐怖がなかったが、ウチにいていつものように半裸でしかも裸足でいたりしたら相当恐怖を感じたに違いない。

揺れが収まって、普通に運行している井の頭線に乗って吉祥寺に行くと、そこはまったくの混乱と半分パニック状態になっている人々の群衆があった。激高して駅員に叫んで何か「権利」を主張して列を止めている若者がいたり、その後で明らかに不快な顔をして、改札から押し出ようとしている大勢の人々がいる。たった3人で何百何千という人に状況を説明をしなければならない駅員の困惑。地震は俺が起こしたんじゃないという気持ち...。

中央線も総武線も、先の地震で全く動いておらず、いつ運行を再開するかが分からないという事で、あっさり諦めて、同じ井の頭線に乗って自宅に引き返すことに。電車の中でポケットラジオを聞くと、都内の地下鉄全線、小田急線、JR各線、多くの鉄道が点検のために運行を中止しているという。これは、もう高井戸からバスに乗って荻窪にたどり着くしかあるまい...。

自宅でぼちぼち出ようかと考えていたら、<もんじゅ連>相方のナベさんから電話連絡があり、クルマで荻窪まで連れて行ってくれると言う。ありがたい話である。

08:39:00 - entee - TrackBacks

2005-07-23

告知:もんじゅ連 tonight @ OGIKUBO GOODMAN

もんじゅ連 [28]
8:00pm
荻窪グッドマン
音の洪水、オルギア祭、三人寄れば、<もんじゅ連>

もんじゅ連:
 なかみ ゾ (piano, double reeds, etc.)
 渡辺昭司(percussions)
 池上秀夫(double bass, etc.)

対バン:
 石内矢巳(詩朗読)
 モリシゲヤスムネ(cello)

杉並区天沼3-2-23
TEL 03-3398-3881

(これは、ライヴが終わると削除される)
03:58:54 - entee - TrackBacks